東京アカデミー東京校
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みなさん、こんにちは!
社会福祉士国家試験対策の予備校=東京アカデミー東京校の社会福祉士国家試験担当です!
東京アカデミー東京校ではオンラインによる社会福祉士国家試験対策講座を6月22日(日)から開講いたします!
そこで、受験生を応援するために、
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受験生が知っておくべき知識や、過去問題を見ていくことにしましょう!
「今日の1問!」と題して、過去問題を見ていきます。
本日も第36回の問題からです!
問題28 次のうち、エスピン-アンデルセン( Esping-Andersen、G. )の福祉レジーム論に関する記述として、最も適切なものを1 つ選びなさい。
1 福祉レジームは、残余的モデルと制度的モデルの2 つの類型からなる。
2 市場や家族の有する福祉機能は、福祉レジームの分析対象とはされない。
3 スウェーデンとドイツは同一の福祉レジームに属する。
4 各国の社会保障支出の大小といった量的差異に限定した分析を行っている。
5 福祉レジームの分析に当たり、脱商品化という概念を用いる。
1 × 福祉レジームは、自由主義レジーム、保守主義レジーム、社会民主主義レジームの3つの類型からなります。
2 × エスピン-アンデルセンは、脱商品化、社会的階陪化、脱家族化の3つの指標を用いて福祉国家を分類しました。
脱家族化は、政府や市場が提供するサービスによって、育児や介護に対する家族の責任がどこまで緩和されるかということを示す概念です。
したがって、市場や家族の有する福祉機能は、福祉レジームの分析対象です。
3 × スウェーデンは社会民主主義レジーム、ドイツは保守主義レジームに属します。
4 × ウィレンスキー(Wilensky、H.)に関する記述ですね。
エスピン-アンデルセンは、制度設備の効果やその支出の使途方法などの質的差異に着目して分析を行っています。
5 ○ 脱商品化とは、労働力を商品と考えた場合、どれだけ労働力を安売りせずに生きていける社会かということを示す概念です。
老齢や疾病などにより働くことができなくても、どれだけナショナル・ミニマムが保障されるかということですね。
正答 5
ぜひ、東京アカデミー東京校のオンライン講座を活用して
社会福祉士国家試験合格への第一歩を踏み出してください。
皆様の合格を心より応援しています!