東京アカデミー東京校
ブログ
みなさん、こんにちは!
社会福祉士国家試験対策の予備校=東京アカデミー東京校の社会福祉士国家試験担当です!
東京アカデミー東京校ではオンラインによる社会福祉士国家試験対策講座を6月22日(日)から開講いたします!
そこで、受験生を応援するために、
ブログで毎日1記事ずつ、配信していますので、
ぜひ、ブックマークをお願いいたします!
受験生が知っておくべき知識や、過去問題を見ていくことにしましょう!
「今日の1問!」と題して、過去問題を見ていきます。
本日も第36回の問題からです!
問題24 日本の貧困に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 日本の2010年代における「貧困率」は、経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均を大きく下回っている。
2 「2019年国民生活基礎調査の概況」(厚生労働省)によれば、子どもがいる現役世帯の世帯員の「貧困率」は、「大人が二人以上」の世帯員よりも「大人が一人」の世帯員の方が高い。
3 「2019年国民生活基礎調査の概況」(厚生労働省)によれば、子どもの「貧困率」は10%を下回っている。
4 「平成29年版厚生労働白書」によれば、高齢者の「貧困率」は、子どもの「貧困率」に比べて低い。
5 2018年(平成30年)の時点で、生活保護世帯に属する子どもの大学進学率は60%を超えている。
(注) ここでいう「貧困率」とは、等価可処分所得が中央値の半分に満たない世帯員の割合(相対的貧困率)を指す。
最新のデータはオレンジで記載していますので、ここで覚えちゃいましょう!
1 × 日本の「貧困率」は、2000年代中頃からOECD 平均を上回っています。
なお、OECDの統計によりますと、2021年の日本の相対的貧困率は15.4%で、韓国15.3%(2020年)、米国15.1%(2021年)を上回る悪さで、OECD加盟国38か国中下から8番目に悪い結果になっています。参考サイトはコチラ!
2 ○ 「2019年国民生活基礎調査の概況」によりますと、子どもがいる現役世帯の世帯員の「貧困率」は12.6 %です。そのうち、「大人が一人」の世帯員は48.1%、「大人が二人以上」の世帯員は10.7%となっています。
なお、「2022年国民生活基礎調査の概況」によりますと、子どもがいる現役世帯の世帯員の「貧困率」は10.6%(新基準)です。そのうち、「大人が一人」の世帯員は44.5%、「大人が二人以上」の世帯員は8.6%となっています。2019年は「旧基準」であることに注意してください。
参考サイトはコチラ!
3 × 「2019年国民生活基礎調査の概況」によりますと、子どもの「貧困率」は14.0%です。
なお、2022年には11.5%になっています(上記参考サイトを参照してください)。
4 × 「平成29年版厚生労働白書」によりますと、高齢者の「貧困率」は19.6%、子どもの「貧困率」は13.9%です。
なお「2022年国民生活基礎調査の概況」によりますと、高齢者の貧困率は20.0%、子どもの貧困率は上記の通り11.5%です。
5 × 2018年(平成30年)時点において、生活保護世帯に属する子どもの大学進学率は36.0%です(保護課調べ)。
なお、2021年には39.9%、2022年には42.4%と近年は増加傾向になっています。
正答 2
ぜひ、東京アカデミー東京校のオンライン講座を活用して
社会福祉士国家試験合格への第一歩を踏み出してください。
皆様の合格を心より応援しています!